帰納的学習法とは

この本の著者、ロンブ・カトーさんは

ハンガリー人で、6つのネイティブ並みの外国語に加え

日本語を含む11の外国語を操る翻訳家・通訳者だったそうです

外国語習得について彼女が残した言葉にこのようなものがあります

「文法から学ばず、言語から文法の規則性を発見せよ」

これは文法の「帰納的な学習」といいます

 

以下は発音の規則性の問題です

cという文字は「クッ」と「ス」の二つの発音がありますが

後ろに続く母音によって、音が変わります

これらはどんな風に読めますか?

ca

ci

cu

ce

co

 

なんとなくこんな風に読めませんか?

ca カ

ci スィ

cu カ、キュ

ce セ

co コ、ク

 

こんな風に読めれば、きっとあなたは c の音を帰納的に学習しています

実は

後ろの母音が a o u の時は「クッ」

後ろの母音が i e y の時は「ス」

という規則なのです

 

↑このルールを先に教わって、そのルールを適用していくのは

「演繹的文法学習」と言います

 

言葉は、特に会話は「知っているルールを当てはめる」ような

時間的余裕がありませんから「意識して学んだルール」では

使い物になりません

 

先に言葉があって、たくさん触れていくうちに

「どうやらこんなルールがあるようだ」とわかることが重要

と、ロンブ・カトーさんは言っているのです

 

今日の英語

I couldn’t agree more.

(大賛成です)

これ以上賛成できないので、賛成度Maxとなります

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